稲垣えみ子さんの『寂しい生活』を読んだ感想。ダイエットは「冷蔵庫をやめればいい」という考え。

稲垣えみ子さんの『寂しい生活』を読んだ感想。ダイエットは「冷蔵庫をやめればいい」という考え。

すこし前にラジオで稲垣えみ子さんがゲストでお話されているのを聴きました。

以前から「稲垣さんが書いた本を読みたい」と思いながら読めていなかったので、この機会に図書館で借りてみました。

本のなかで印象に残ったことを紹介します。

家電を手放す生活

借りたのは『寂しい生活』です。

表紙のイラストが印象に残っていて、ずっと前から気になっていた一冊でした。

稲垣さんが少ない物で生活するのは原発事故後の節電がきっかけだそう。

はじめは物を減らすことが目的ではなかったんですね。

この本では稲垣さんが節電を通してあらゆる家電製品を手放すまでの過程が書かれています。

稲垣さんが手放した家電の一例↓

  • 掃除機
  • 電子レンジ
  • エアコン
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機

ほとんどの家庭にある家電ばかりです。

 

冷蔵庫がない生活

「食の買い捨て文化」

冷蔵庫がない時代、食べ物の保存には自ずと限界があった。だから人が買えるものにも自ずと限界があった。
ところが冷蔵庫ができたことで、人は「いくらでも」食べ物を買えるようになった。今日食べなくたっていいんだからね。これは食品業界にとっては大チャンスである。つまりは、人は食べきれないものまで買うようになったのだ。

(中略)

人が食べられる量には所詮は限界がある。だからその多くは廃棄されることになる。簡単に言えば「食の買い捨て文化」を冷蔵庫が作り出したのではないだろうか。大量生産・大量廃棄。これが経済を回してきたのである。

稲垣えみ子(2017)『寂しい生活』東洋経済新報社、p142-143

今は冷蔵庫がない生活を想像するのは難しいですが、昔は冷蔵庫なしで暮らしてるんですよね。

ふと「冷蔵庫が一般家庭に普及したのはいつ頃なのか」気になったので調べてみました。

1950年代後半(昭和30年代)からの高度成長時代に冷蔵庫は爆発的に普及し、電気冷蔵庫は白黒テレビ受像機や洗濯機と共に三種の神器の一つと呼ばれた。

冷蔵庫 - Wikipedia

1950年代後半ということは、冷蔵庫が普及しはじめてからまだ100年も経っていません。

これまでの歴史のなかで冷蔵庫がない生活の方が長く、「冷蔵庫がないと生きていけない」のは思い込みだったと感じました。

また、「冷蔵庫ができたことで、人は「いくらでも」食べ物を買えるようになった」ことで、適切な食事量が把握できない状況を作っていると思いました。

 

ダイエットは「冷蔵庫をやめればいい」

いや真面目な話、私は冷蔵庫をやめてから「甘いものを食べたい」という欲がなくなってしまった。カロリー計算も、体重計に乗って一喜一憂することもまったくなくなった。
甘いものだけじゃない。食事そのものも、適度に空腹が満たされる程度の量で満足できるようになった。

(中略)

これってすごくないですかね?
だって、今の日本に出回っている情報の半分は「痩せるためにはどうしたらいいか」ということで占められていると言っても過言ではない。つまり、これだけ痩せるためのありとあらゆるノウハウや商品がこれでもかこれでもかと出回っているのに、まだ新たな情報が出てくるのである。つまりは、この情報のほとんどが有効じゃないのだ。つまり、今ある情報では誰も痩せることができないのである。

稲垣えみ子(2017)『寂しい生活』東洋経済新報社、p148-p149

ダイエットと冷蔵庫の関係性について書いている文章をはじめて見たのでとても驚きました。

この文章の前のページに

冷蔵庫は、その誕生期から比べれば信じられないくらい大きくなっている。それは、人々の欲望の拡大の姿そのものである。

稲垣えみ子(2017)『寂しい生活』東洋経済新報社、p145

と書いてあり、冷蔵庫が食べすぎの原因になっていると言えそうです。

今まで食べすぎていた(私の実体験)

私もこれまで3回ほどダイエットに挑戦したことがあります。

いつも目標の体重まで減らすことはできるのですが、その体重を保てずリバウンドしていました...

しかし年齢のせいか以前ほど食べなくなり、最近は昔ダイエットで目標にしていた体重まで減っています。

昔の食習慣を考えると食べすぎだったのがよくわかります。

  • ご飯のあとにお菓子を食べる
  • 毎食お腹いっぱい食べる
  • ご飯を食べすぎて気持ち悪くなる
  • お徳用パックのお菓子を買って、毎日少しずつ食べるつもりが一日でなくなる

「ある分だけ食べてしまう」、「計画的に食べられない」ので、今はお徳用パックのお菓子は買わずにそのとき食べる分だけ買うことにしました。

 

*****

『寂しい生活』のなかで印象に残った冷蔵庫の話を紹介しました。

冷蔵庫の話を読んで思ったのは「部屋が大きいと荷物が増える仕組みに似ている」ということです。

スペースがあると「置ける分だけ置く」ので、自分にとって十分だと思える量がわからなくなってしまうのだと感じました。

 

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